去る2019年5月の金曜日、友人と2人で寝台特急サンライズに乗って出雲旅行に行ってきました。
競争率の高い、金曜東京発の寝台特急サンライズ出雲の乗車券ですが、”10時打ち”というやり方によりスムーズに手に入れることが出来ましたので、実際の流れをレポートしたいと思います。
Contents
サンライズ出雲とは?
サンライズ出雲とは、1998年7月10日に運行を開始した、東京 - 出雲市間を結ぶ寝台特別急行列車です。
夜10時に東京駅を出発し、翌日の9:58分に出雲市駅に到着します。
約12時間の乗車時間の間、夜の景色を眺めたり列車内のベッドで睡眠をとりながらロマン溢れる移動の旅を楽しむことが出来ます。
金曜東京発の乗車券は争奪戦
縁結びのご利益のある出雲大社まで簡単に行けるサンライズ出雲は女子旅に人気です。
土日の時間をしっかりと旅行の時間として楽しむことが出来る金曜東京発は乗車率100%になることも多く、乗車券は争奪戦になります。
サンライズ出雲の乗車券入手方法
乗車券の申込と購入は「出発日 1か月前 午後10時から」可能
サンライズ出雲の乗車券は、出発日の1か月前の午後10時から申込と購入が可能になります。
(※到着日ではないので注意してください)
人気のある金曜東京発の乗車券は、発売直後であるこのタイミングで申込を完了することが重要になります。
申込方法は2種類
サンライズ出雲の乗車券の申込方法は①みどりの窓口での申込みと②電話による申込みの2種類の方法があります。
電話の場合、込み合っていて繋がらない可能性もあるため、みどりの窓口での申込みが確実です。
※2019年7月からはのびのびシートのみえきねっとの予約ができるようになりました。
乗車券は乗車日1か月前の10時に発売されるので、人気の号車やGWなどの混雑期をねらうなら、乗車日の1か月前にみどりの窓口で購入することをおすすめします。いわゆる"10時打ち"です。
10時打ちとは?
サンライズ出雲に限らずJRの人気鉄道のチケットの購入は出発時間の1か月前の午後10時から申込みと購入が可能となります。みどりの窓口で乗車券を購入する場合、申込みは発券管理システム(仮)に対し、窓口担当の駅員さんが申込操作を行うことで完了します。ポイントは、申込みは購入者である我々が行うのでなく、窓口担当の駅員さんが行うという点です。
10時から申込み可能となる乗車券について、例えば10時ちょうどにみどりの窓口に行き、購入したい乗車券の要件を伝えるとすると、実際に駅員さんが発券管理システム(仮)に申込操作を行うのは、10時より数分過ぎた後、とういことになります。
これでは、駅員さんの対応や要件の複雑さによって申込みまで時間がかかり、他の誰かに先を越されてしまう可能性があります。
そこで、乗車券の要件連絡などは10時になる前に済ませておくのがよい、ということになります。
窓口での駅員さんへの購入要件は予め伝えておき、”10時前迄に、駅員さんに発券管理システム(仮)に申込み情報を打ち込んでもらい、10時ちょうどになった申込みボタンを押してもらう”ようにする。
これが”10時打ち”と言われる乗車券の購入方法です。
金曜東京発サンライズ出雲 実際の乗車券入手までの流れ
手順1 狙う座席を決める
サンライズ出雲の座席には様々な座席の種類があります。
座席の種類によって、部屋数や座席数が異なり、入手難易度も変わってきます。
まず、ターゲットとして入手したい座席を決めておきます。
サンライズ出雲の座席の種類とそれぞれの座席数は以下の通りです。
サンライズ出雲の座席の種類と席数
寝台個室(定員1名)
- A寝台1人用個室(シングルデラックス) 13,730円 全6室
- B寝台1人用個室(シングルツイン) 9430円 全8室
※補助ベッド使用での2名利用は+5000円で14,830円(2人分) - B寝台1人用個室(シングル) 7560円 全80室
- B寝台1人用個室(ソロ) 6480円 全20室
寝台個室(定員2名)
- B寝台2人用個室(サンライズツイン) 15,120円(2人分) 全4室
座席
- 指定席ノビノビ座席 520円 全28座席
今回狙ったのは室数が多い「B寝台1人用個室(シングル)」
サンライズ出雲にはのびのびシートやソロ、シングルツインなど様々な席があります。
今回、友人と2人での乗車ということでシングルツインも考えたのですが、シングルツインは全8室しかありません。
確実に席をとるため、今回は全80室とダントツで数の多い「B寝台1人用個室(シングル)」を狙うことにしました。
ネットによる事前調査でも「B寝台1人用個室(シングル)」が一番とりやすいという情報がありました。
手順2 10時打ちをする駅を駅を選ぶ
大きな駅を避けて最寄りの駅を選択
10時打ちをする駅をどの駅にするかも重要です。
10時打ちする駅選びにも迷いましたが、事前調査で大きい駅は10時打ちに不向きという情報がありましたので、家から一番近いみどりの窓口のある駅を、今回10時打ちを実践する駅として選びました。
大きい駅が10時打ちに不向きである理由は、同じ10時打ち狙いの人が集まり、10時打ち待ちの列ができてしまうためです。
もし、都合上大きな駅で10時打ちをしなければならない場合は、かなり早い時間からみどりの窓口を訪れるのがよいでしょう。
手順3 10時打ち実践!9時半にみどりの窓口へ行き駅員さんに声をかける
ということで、10時打ちを実践しました。
夜の9時半過ぎにみどりの窓口に行き、担当の駅員さんに「乗車券を購入したいのですが・・・」と声をかけます。
どのチケットか聞かれたので、購入したい乗車券の内容(1か月後の金曜日のサンライズ出雲の乗車券(寝台券))を一通り、伝えると、
「申込みは10時からとなるため、10時前にまたお声がけしますので、少しお待ちください。」と言われ、一旦待つことになりました。
そして、10時の5分前になると声をかけられ、窓口に優先的に案内してもらいました。
そこから再度申込内容の確認をしてください、10時ぴったりに申込みしていただけました。
10時打ち成功!無事金曜東京発のサンライズ出雲の乗車券と寝台券を入手することができました!
初めての10時打ちでとても緊張しましたが、駅員さんも慣れているようで丁寧に対応してくれたのでよかったです!
<備考>
- 若い駅員さんでしたが、10時打ちには慣れているようで、素早く丁寧に対応してくれました。
- みどりの窓口には、私以外にもう一人、10時打ちを行っているそれらしい人がいました。
- 今回1人でシングルの部屋を2人分それぞれ申込みをしたため、一つずつの申込みとなるため席が離れてしまうかも知れないと言われましたが隣同士の席、しかも景色の良い2階席をとることができました。
あとがき
今回は見事10時打ちが成功して、金曜東京発のサンライズ出雲の乗車券を入手することができましたが、やはり人気のため、10時打ちをしても取れないこともあるようです。
それでも、この方法以外にはないと思いますので、ぜひ10時打ちにチャレンジしてみてください。