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「老番」「若番」の意味
「老番(おいばん)」・・・番号のうち数の大きい方。
「若番(わかばん)」・・・番号のうち数の小さい方。
IT業界以外でも使う言葉です。
IT業界ではネットワークのIPアドレスを決めるときに使われたりします。
IT業界で「老番」「若番」を使うとき
例えば、ネットワーク機器同士をつなぐ際、ネットワーク機器間のセグメントは「192.168.1.0/30」といったように、サブネットマスクが/30で区切られることがしばしばあります。
それは、サブネットマスク/30が割り当てることが出来るIPアドレスの数が2つだからです。
先ほどの例「192.168.1.0/30」でいうと「192.168.1.1/30」「192.168.1.2/30」です。
例えばネットワーク機器Aとネットワーク機器B間を接続したい場合、IPアドレスの設定が必要となるポートは、AとBそれぞれ合わせて2つです。
(もちろんつなぎ方によってそれ以外のパターンもありますが)
A●-[ケーブル]-●B
●部分にIPアドレスを設定する。そんなイメージです。
あるネットワーク必要なIPアドレスが2つの場合、サブネットマスク/30を割り当てることで、IPアドレスを節約することが出来ます。また、スマートなネットワーク設計にすることができます。
・・・で、前置きが長くなりましたが、そうした設計にした場合に、
ネットワーク機器Aに「192.168.1.1/30」を割り当て、ネットワーク機器Bに「192.168.1.2/30」を割り当てるのか。
はたまた、ネットワーク機器Aに「192.168.1.2/30」を割り当て、ネットワーク機器Bに「192.168.1.1/30」を割り当てるのか。
を決めなくてはいけません。
実際どっちをどっちにしても問題はなく、どっちでもいいのですが、どっちでもいいからこそ「どっちをどっちにしようか」なんて迷ったりします。
構築ルールがある場合はそれに従えばよいです。
っとまた脱線してしまいましたが、
そういうどっちをどっちにするかを決める会話の中で、
「ネットワーク機器A側は若番(192.168.1.1/30)で!」
「OK、じゃあネットワーク機器B側は老番(192.168.1.2/30)ね!」
というような具体で使われます。
長くなり申し訳ありませんでしたが、こんな感じです。