AIでポケモンを生成
AIに作らせたポケモンの画像を、ロボットで物を作るの好きだというマイケル・フリーセンさんがTwitterで公開しました。
made me some #StyleGAN Pokemon sprites pic.twitter.com/4jUL5VlLST
— Michael Friesen (@MichaelFriese10) 2019年5月12日
Some pokemon sprite #StyleGAN style mixing. pic.twitter.com/hnlsO0eCOT
— Michael Friesen (@MichaelFriese10) 2019年5月14日
— Michael Friesen (@MichaelFriese10) 2019年5月16日
実際のポケモンとは程遠い?
全体的に線が丸く、ドロリと溶けたような見た目ですね。
はたしてこれをポケモンと呼んでもよいのだろうか、
もしこれをポケモンと呼ぶのであれば、さしずめ
「ようかいえきをがっつり食らってしまったポケモン」
「マサキの研究の失敗作」
といったところでしょうか。
ネット上のコメントでも
「ポケモンじゃなくてバケモン」
「これをポケモンと言い張る勇気」
など、人間目線で見るとポケモンとは程遠いという判断のコメントが多数ありました。
しかし中にはポケモンらしいものも
ぱっと見では全体的にグロテスクなモンスターが並んでいるように見えますかが、
一つ一つ見ていくと中にはかなりポケモンらしいものも。
個人的にかなりポケモンに近いと思ったものをピックアップしてみました。
大きな尻尾と耳があり、また右の白い部分がお腹のように見えます。顔もはっきりしていてかわいらしいです。
全体的にカイリューっぽいフォルムですね。
耳は少しライチューっぽい。
勝手にステータスをつけるのであれば、
名前 : ライリュー
タイプ : ドラゴン、電気
ってな感じでしょうか(笑)
続いてはこちら。
でこぼこした手足、大きな目、頭についているとさかのような”ユラユラ”、右に飛び出した尻尾、そして左下に浮いているオーブが特徴的です。
こいつは確実にエスパータイプですね。あと緑色なので草かな?
座っている姿がどことなくケーシィに近いような印象を受けます。
ステータスは以下の通り。
名前 : 草ケーシィ(適当)
タイプ : 草、エスパー
デザインの参考にはなりそう
AIで作成されたポケモンは、ほとんどがポケモンとは言えそうにないグロテスクなものでしたが、中にはかなりポケモンに近いものも確認することができました。
精度を上げれば、もっとポケモンらしいものを生み出せる可能性があります。
また、現段階でも、グロテスクをよく言えば、「人間が考えつかない形や色を形成してくれている」と言えます。
ポケモンをデザインする際の参考やベースのモチーフとして使えそうではありますね。
使用技術は「GAN(敵対的生成ネットワーク)」
GAN(敵対的生成ネットワーク)は簡単に言うと、
①人工物(偽者)を生み出すAI
②人工物(偽者)と本物を区別するAI
の2種類のAIを戦わせて(敵対的)、それぞれの精度を上げながら、最終的に①の精度を高めていくことを目的とした手法です。
具体的には、
・AI①が生成したデータと本物のデータの2種類を、AI②に与え、真偽の精度を高めていく。
・AI②は、AI①が間違えるように、本物に近いデータに近づけていく。
といったことを繰り返すことでその精度を高めていきます。
今回はGANの中でもStyleGAN(スタイルに特化した敵対的生成ネットワーク)が使用されています。
モーフィング中の動画も公開されています。
Interp video! pic.twitter.com/YRFISA0YZq
— Michael Friesen (@MichaelFriese10) 2019年5月12日